全期会 令和2年度幹事長 八 木 清 文 (41期)

 令和2年度の幹事長に就任させて頂きました八木清文と申します。よろしくお願い申し上げます。

 我国では、去る4月7日に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、その後これが全国に拡大されて国全体が自粛ムードに包まれ、民事裁判の期日さえ延期されるという未曽有の事態が生じました。ようやく、5月25日に最後に残った5都道県の宣言も解除されましたが、宣言前の日常に戻ったとは言い難く、社会全体が大きな不安を抱えながら、新しい日常のあり方を模索しながら進んでいるという状況です。コロナ禍により落命された全世界の皆様のご冥福をお祈りするとともに、昼夜を問わず、命がけで感染者のケアに取り組まれている医療関係者の皆様へ深い敬意をお示し申し上げます。

 さて、我らの弁護士業界に目を向ければ、民事司法改革の推進、法曹人口・法曹養成問題への取り組み、被疑者・被告人と弁護人の権利の確立を中心とした刑事司法改革の推進、若手会員への支援、いわゆる谷間世代の問題への取り組み、男女共同参画の推進など様々な問題への対応が求められているところ、コロナ禍が引き起こす中小企業の倒産、個人の雇用・貧困、さらには、緊急時における私権の制限の可否など新たに生じる問題についても法律家団体として一定の社会的役割を果たすことが期待されることとなり、文字通り難題山積の状況です。

 全期会は、会派・政策集団として、これらの問題に対して適切に判断・行動すること、研修機会を多く設けること、適材適所に人事を推薦すること等によりその役割を果たし、寺前会長以下一弁執行部を支えたいと考えております。

 また、全期会は親睦団体として、例年、暑気払い、秋の研修旅行会、忘年会、新年会等様々なイベントを通じて会員相互の親睦と情報交換を図っております。個人事業者たる弁護士にとって、孤独にならず同業者と協同して切磋琢磨し合うことは、法律実務家としての視点やスキルを向上させるという意味でも大変重要なことだと考えています。残念ながら、今年は例年のように会員が一堂に会するイベントを開催することは難しいと思いますが、WEB会議を多用して会員同士のコミュニケーションを図って行きたいと思います。既に、執行部の打ち合わせや人事委員会等でZOOMビデオ、マイクソフトチームズなどを使ってみましたが、気軽に参加できる、議事が整然と進められるなど対面会議以上の利点もあり、使い方により十分な威力を発揮するものと期待しています。だだ、面と向かいあって杯を傾けて懇親を深めるという伝統的な懇親方法も捨て難く、コロナ禍の収束が見えたところで、会員が一堂に会して大いに飲んで語り合うイベントなども企画したいと考えております。

 若手の先生方には、司法修習終了後15年未満を対象とする全期旬和会が組織され、活発に活動していますので、そちらへの入会を是非ご検討下さい。

 私たち執行部は、第一東京弁護士会及び全期会の発展のために、この1年間、会運営に邁進する決意ですので、会員の皆様におかれましては、ご指導とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

                                         以 上